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【2018/6月~】お知らせ

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『大いなる陰謀』感想

2018/06/01 comment: 0

大いなる陰謀


※紹介動画なし、制作裏話なし
映画の感想のみで裏話などがないんですけど。


政治的メッセージ性が強く、3大スターの共演とはいえ地味な映画です。なので、映画に政治性が入るのを嫌う方や映画に娯楽を求める方には不向きなんでしょうね。邦題はミスリード。得意のパターンですね(笑)
Lions for Lambs
約90分の映画ですが、会話劇が延々と続くので、もし120分なら私も退屈に感じたかもしれません。それくらい会話劇が続いて字幕を読むのに必死になります(笑)90分くらいがちょうどいいのかな。

私は以前書いた記事でロバート・レッドフォードのインタビューを見ていたので、レッドフォードが答えを提示しているのではなく「考える(考えさせられる)映画」ということを知っていて鑑賞しましたし良い作品だと思いました。でも、知らずに見たら…ちょっとわからなかったかも。登場人物の役名が全然あたまに入らなかった(笑)

インタビューはこちらから:メリル特集


大いなる陰謀(2007年) Lions for Lambs


あらすじ上院議員 vs. ジャーナリスト
次期大統領の座をねらうため世論の支持が欲しい上院議員アーヴィング(トム・クルーズ)は、対テロ政策でアフガニスタンでの新しい作戦を計画。その情報を上院議員から事前に教えてもらったジャーナリストのロス(メリル・ストリープ)が作戦の是非と報道の在り方に悩みます。
大学教授 vs. ある優秀な学生
同じ頃、大学の教授マレー(ロバート・レッドフォード)は、優秀だけれども怠惰な生活を送り授業にも出ない生徒トッドと面談をし、優秀な教え子2人が志願兵としてアフガニスタンの戦地に行った話をし対話を続けます。

ずっと同じ部屋で議論を交わしているシーンが交互に映し出されます。時を同じくして(別の)優秀な学生2人は志願兵として戦地に赴き戦っています。

優秀だけれど何となく時を過ごしている学生トッドの教授に対する反論
 ――政治が悪い、でも変わらないさ
それに対して「失敗しても行動を」「考えることをやめるな」レッドフォード演じる教授のことばが届くのか。

優秀か否かに関係なくトッドのような人(私もそのひとり)は多いと思うので、この映画は説教くさいと敬遠する方もいると思います。劇中で似た表現がありますが、映画を見た人が(全員ではなく)数人でも何かを感じ取ってくれたら、という映画人としてのレッドフォードの思いが伝わってきました。
Robert Redford

それともうひとつ。
今の時代、情報が多くて何が正しい情報なのか取捨選択が難しいです。この映画でも情報の怖さが随所にあって考えさせられます。

――例えば上院議員が計画した新しい作戦
TomCruise
作戦を練るために上院議員(トム)に伝えられた事前情報は正しかったのか?上院議員だけが情報操作をしているわけではないと思うんですよね。そのあたりの微妙なところをトムが好演しています。

また、「少数精鋭の特殊部隊が任務に当たるため失敗などない」と言うけれど、実際の現場では教授の教え子が志願兵として加入していることから(頭脳は優秀ではあるけれど)決してプロ集団だけで結成されているわけではありません。上院議員はそれを知らないのか、知っていて隠しているのか…などなど。映画では描かれていませんが、背景にある「情報」の怖さも随所にあります。

メリル演じるジャーナリストは、上院議員からリークされた作戦の情報がどこまで正しいのか、実際の戦場を見ていないだけに判断が難しく悩みます。そしてある決断をし、ラストはタクシーの中から戦没者のお墓を見つめます。このシーン、良かったです。と褒めてみる。



(余談)
原題は「Lions for Lambs」。「仔羊に率いられたライオン」と字幕にありました。「Lions for Lambs」の発音をインタビューで聞いていたので劇中のセリフでそれが出てきた時に聞き取れてうれしかった(笑)



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プロフィール

Author:ゆるり
見る映画は映画全般ではなく、ほとんどメリル・ストリープ映画だけ。未見作品もまだまだありますが、映画の制作裏話やメリルのスピーチやトーク番組を紹介しています。

(注)最新情報をお届けすることはなく、ひたすら過去のことを書いています。英文や和訳は間違いだらけですので参考程度にお願いします。
(2015.9.14 ~)

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